文化

人間関係

やまと言葉から考える、「モテる世界観」と言葉遣い

日本語にせよ英語にせよ、話者が少なく消滅が危惧される言語にせよ言葉には、その言語が持つ世界観が表れます。例えば普段何気なく使っている、そしてよく耳にする「ありがとう」という言葉。そして、なぜか最近の日本人はあまり使わない「どういたしまして」...
文化

つくった人たちの想いで出来ている空間・ジブリパークに行きました。

世界的に有名な数々のジブリ作品たち。その世界を現実に再現したジブリパークに先日足を運んで来ました。再現すると言っても、ジブリパーク創設の総指揮をとった宮崎吾郎さんは作品のコピーをそのまま作ればいいわけではないと言っています。いわく、ジブリパ...
文化

米、酒、神、人、四位一体のマツリ。日本文化における「お酒」

酒と聞いて思い浮かべる飲料は、人によって違う。それがビールの人もいれば焼酎の人もいれば、カクテルの人もいる。しかし明治に入るまで「酒」という名詞は日本酒のみを指しており、少なくとも16世紀から九州や琉球で飲まれていたと考えられる焼酎もそこに...
文化

「文化の継承」というフィールドにおける、日本および日本的価値観の役割

11月23日の祭日、何年かぶりに伊勢神宮に参拝してきました。11月23日は、戦後は勤労感謝の日という名前もついていますが、もともとは一年の収穫に感謝をし祝う祭・新嘗祭を行う祭日。外宮・内宮での神事だけでなく、おかげ横丁でも収穫にちなみ新酒を...
文化

文化や価値観は自動的に残るものではない。大事にする人々がいてこそ受け継がれる

日本人の母をもち、清朝最後の皇帝・宣統帝溥儀に連なる満洲族の父をもつ、金大偉監督のドキュメンタリー映画「天空のサマン」を鑑賞して来ました。「サマン」とは英語のshaman(シャーマン)の語源となった満洲語です。満洲族とは、現在の中華人民共和...
文化

茶道は総合芸術。主客ともに茶室が舞台の「その場」という時空アートの素材として

茶道は総合芸術といわれます。お茶碗、お茶入れ等お茶をたてる道具から始まり、掛軸、お花など床の間に飾るものお香や炭など嗅覚を刺激するもの、茶室の内装、露地(茶室に至るまでの茶庭)などそれらすべてを尊重し、調和させる統合力。もてなす側にはそのセ...