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メンタル・脳

部屋片付けがなかなかできない脳科学的理由と対策

投稿日:2018年3月19日 更新日:

部屋の掃除や片付けを、毎日少しずつやる人と時々大掃除する人がいます。

忙しくなってくると毎日の掃除は難しい…

しかし結論からいうと、片付けに関しては毎日(でなくとも短いスパンで)少しずつ行ったほうが、精神衛生上かなり良いです。

 

脳の現状維持機能

 

理由をひとつずつ。(これらはなかなか部屋片付けを出来ない理由にもなります)

 

1.作業を始める時に必要な気合いの大きさ

 

掃除を毎日ではなく時々する人はわかると思いますが、予想される作業量が多ければ多いほど始めるのに気合が必要。

散らかれば散らかるほど片付けがおっくうになるため、片付けられない人は作業をどんどん先送りにしてしまいます。

 

ほとんどの人はそうなる前になんとかしますが、延長線上にあるのがゴミ屋敷。

あそこまでいくと自分ひとりのエネルギー(物理的・心理的)では手に負えないので業者の手を借ります。

まずこの作業開始に必要な心理的エネルギー(気合)の大きさがひとつ目の理由。

 

2.脳がもつ現状維持機能(ホメオスタシス)

 

人体が持つ特性で、ホメオスタシスというものがあります。

ホメオスタシスとは、体温が上がれば汗をかいて冷やそうとしたり、逆に体温が下がると体をガタガタ震わせたりして身体を無意識に一定の状態に保とうとする機能。

日本語では恒常性維持機能といったりします。

 

この機能は、実は心にも作用します。詳しくはこちら↓

 

関連記事:潜在意識と顕在意識 人間脳と動物脳

 

脳も身体の一部なので、それとリンクする心に作用するのも当然といえば当然かもしれません。

早起きや運動が良いこととわかっていても、なかなか続かないのはこれがあるからです。

 

 

「現状」ってどの状態?

 

ただ心のホメオスタシスは体温などと違い、どの状態にとどめようとするかは人によってかなりバラつきがある。そのうえ変化します。

運動の例でいうと、いっさい体を動かしたくない人もいれば、毎日どこかが筋肉痛でないと気持ち悪いという人もいる。

 

17:55~

 

わりと真面目にトレーニングや運動をしたことがある方は、ある程度共感できるかと思います。

 

一度運動や勉強をやめて再開する時に、半端なくだるいのもこのホメオスタシスによるもの。

この時は、”何もしない日常”に戻ろうとしています。

このようにホメオスタシスの基準は変化する。

 

 

良くも悪くも少しずつ変化する「心地よい環境」

 

片付け・掃除に話を戻すと、部屋が散らかったり汚れたりするのは基本的に少しずつです。

少しずつ少しずつ、”無意識が戻ろうとする現状”が変わっていく。

それに本人は気付いていない。…気付いたらぐちゃぐちゃ。

 

  • 「片付けなきゃいけない」と意識ではわかっていても無意識はそう思っていない。
  • だからなかなか片付けられない。
  • 気合を入れて片付けたとしても、散らかってる状態に戻ろうとしてしまう。

 

これが毎日片付けをしたほうが良いふたつ目の理由です。

 

ひとつ目の理由とした”始める時の気合い”も、このホメオスタシスがあるから余計に必要となってしまう。

それを考えると、毎日片付け・掃除をしたほうが良い。

 

 

続ける工夫は低ハードル

 

ただ最初にも書いた通り、忙しいとそれもおっくう。そして続かない。

散らからないようにし、かつ無理なく続けるには工夫が必要です。

 

日々とれる対策としては、

 

  • 物の定位置を決める
  • 仮置きゾーンを決める
  • 1日1分だけ片付けの時間をとる

 

この3つ。

 

定位置を決めることは、「とりあえずここに置いとこ」で物が部屋にあふれることを防ぎます。

新しい物を持って帰ってきた時は、すぐに置き場所を決められる場合は良いですが

疲れたりしていて考えたくない時は決めておいた仮置きゾーンへ。

 

そして1日1分の片付けタイム。1日1分といいましたが実際とりかかれば、1分ちょうどで切り上げようと思うことはあまりありません。

人間の脳は、一度作業に取りかかると作業興奮というモードに入ります。

子どもの頃を思い出してみてください。嫌だった勉強も、始めたら始めたで5分10分は続けられたのではないでしょうか。

 

部屋の片付けは子どもの勉強ではないので、嫌になったり疲れたら即切り上げても何も問題ない。

結果的に1分以上は片付けているかと思います。

 

すでに散らかってしまっているとしても、この3つを取り入れれば少しずつ部屋は変わっていきます。

急激なダイエットがリバウンドを招くように、大掃除ノウハウ使ってきれいにしたところで習慣が変わっていなければまた同じ状態に戻る。

習慣を変えたい場合は少しずつが無難。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

現在はポーカーからゲーム理論に入り、いわゆる理数系ジャンルも少しずつ勉強中。

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