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ノンバーバル

呼吸と発声の関係と、誰でも出来る腹式呼吸の体感法

投稿日:2018年3月16日 更新日:

腹から声を出す。

 

この”腹から出す”とはいわゆる腹式呼吸のこと。この腹式呼吸が「良い声」には絶対不可欠です。

 

ボイトレ教室も通いはじめの数回は呼吸しかやりません。数年通ってもウォーミングアップは呼吸からです。

 

良い声の定義は以前書いた通り、

聞きやすく心地よく、正しい呼吸法で正しい発声で明確に相手に届く声。

 

関連記事:声と印象 話し方の前にまず声

 

図解・腹式呼吸

 

腹式呼吸とは、簡単にいうと息を吸った時にお腹がふくらみ、吐いた時にお腹がへこむ呼吸。

 

厳密にいうと吸った時に胸郭が広がり横隔膜が下がる(からお腹がふくらむ)

 

吐いた時に横隔膜が上がる(からお腹がへこむ)

 

図でわかりにくければこの動画を見るとわかると思います。↓

 

肺が広がる分、多くの空気をとりこむことが出来る。

 

 

声が出るしくみ

 

なぜ多くの空気を取り込むことが重要かというと、声が出る仕組みは

 

  1. 呼吸運動…肺から押し出された空気が声帯を振るわせる力に変わる
  2. 声帯振動…声帯が振るえて音をつくる
  3. 共鳴  …その音がノドや鼻・口の中で共鳴する
  4. 調音  …唇、舌、歯、あごなどを使って言葉としての音にする

 

の順番。一番最初の呼吸が浅い=もともとのパワーが弱いので、そこから先を整えても効果は小さい。

 

走り込みも筋トレもせずに技術ばかり磨いても試合では通用しないのと同じです。

 

 

発声で比べる日本人と欧米人

 

一般人同士で比べた時、日本人に比べて欧米人のほうが「この人いい声…」と感じることはありませんか?

 

それは彼らが腹式呼吸で発声しているからです。英語は腹式呼吸で発音しないと、相手が母音を聞き分けることが出来ません。

 

英語が自然に腹式呼吸が身につく言語であることに加えて、欧米ではパブリックスピーキングを重視した教育をしていることも発声が違う理由のひとつ。

 

 

日本語と呼吸

 

対する日本語は腹式呼吸でなくとも成立する言語で、話をしている印象では胸式呼吸の人が多いように思えます。

 

胸式呼吸とは胸(胸郭)だけでする呼吸。横隔膜が動かない分、腹式より浅い呼吸で取りこめる空気も少ない。

 

なので胸式呼吸で発声してしまうと基本的に声が小さい、通らない。届かないので大きい声を出すとノドに負担がかかり、がなっているように聞こえる。

怒っていないのに怒っているような声になってしまう。

 

かつての自分も含めこういう人は男性に多いようです。

 

カラオケでノドが痛くなるのであれば、おそらく胸式呼吸で歌っています。正しい発声で歌えていれば声帯は疲れますがノドは痛くなりません。

 

日本人の英語が通じないと言われるのは、発音以前に発声にも問題があるようです。

 

では日本人は生まれた時から胸式呼吸なのか?そうではありません。

 

 

赤ちゃんの泣き声がやたらとでかい理由

 

産まれた時は誰でも腹式呼吸です。赤ちゃんの泣いている姿を思い出してください。

 

小さいお子さんをお持ちの方はとくに実感されてる通り、彼らの声はむちゃくちゃ大きい。その理由は腹式呼吸で大きく空気を出し入れしているからです。

 

ちなみに赤ちゃん関連でいうと、妊娠中に腹式呼吸をすると子宮が動いて体内の子どもが酔ってしまう。

 

そのため女性のほうが胸式呼吸になりやすい身体の構造になっているそうです。

 

 

体感必須の腹横筋

 

さて腹式呼吸の理屈はわかったものの体感がイメージしづらいという方は

 

  • あお向けになる
  • お腹の上に手を置く
  • 5秒かけて息を吸う
  • 8秒かけて息を吐く

 

を何度か繰り返してみてください。

息を吐くのは5秒以上であれば構いません。8秒は目安です。

 

あお向けになると肩が固定され、胸が動かしにくくなるため自然と腹式呼吸になります。息を吸った時にお腹がふくらみ、吐いた時に凹むことがわかるかと思います。

 

そこで意識してもらいたいのが横隔膜の動きと、息を吐くときに感じる「お腹の筋肉」の存在。

 

ここでいう「お腹の筋肉」とは、いわゆる”シックスパック”ではありません。

筋肉は体の表面に見える表層筋(アウターマッスル)と、見えない深層筋(インナーマッスル)に分類されます。

 

男女問わず人によってはのどから手が出るほど欲しがるシックスパックは腹直筋といい、アウターマッスル。

 

腹部の内側には、インナーマッスルとしてコルセットのように付着した筋肉「腹横筋」があります。

 

この腹横筋が先ほど書いた、存在を感じて欲しい「お腹の筋肉」。

 

あお向けで息を吐いた時に、腹直筋ではないお腹の筋肉の動き(収縮)を感じるかと思います。それが腹横筋です。

 

腹横筋が収縮すると、横隔膜が押し上げられる。

 

横隔膜のその圧力で肺から空気が出ますので、腹横筋は腹式呼吸で息を吐くときの主力の筋肉といえます。

 

腹横筋と横隔膜、このゴールデンコンビの存在を頭ではなく体で感じた後でないと、呼吸トレーニングを取り入れても正しく行えているかどうかが判断出来ません。

 

普段の生活でも、呼吸が浅くなってると思った時はこのふたつを感じられないことが多いです。

 

 

いつもより背中が固くて 横隔膜が動かない時

 

こういう時は、背中ではなくそれ(背骨)を支える骨盤から歪んでいる可能性があります。

 

 

こちら↑の動画とその続編(その2)まで見て実践すれば、骨盤の歪みが原因であった場合、背中のコリは解消され横隔膜が動くようになるでしょう。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

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今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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運営者:やまてつ

平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

2019年5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

旅日記↓

https://note.mu/tyamadasan

現在は名古屋にいます。

連絡先:tyamadasan410@gmail.com