感性を見つめる×ちゃんと考える

感性=縦軸(生物としての特性、歴史、遺伝、経験)×横軸(時代、文化、社会)。感性を大切にしつつそれだけに身をゆだねない。5月からユーラシア大陸放浪

メンタル・脳

潜在意識の自動運転。と、それを利用したセルフイメージの上げ方

投稿日:2018年2月2日 更新日:

前回のつづきです。

潜在意識は動物脳でモーレツに強烈に作用をするとお話しました。

 

この記事の前半ではそれがどうやって形成されどう機能するかについて。

後半ではそれを利用したセルフイメージの上げ方について書いています。

 

AIもまっ青な超優秀自動記録&操縦装置

 

まず潜在意識とは、24時間365日死ぬまで稼働しつづける自動記録装置のようなもの。

あなたが見たこと聞いたこと、感じたこと考えたことすべてを記録しています(この記事を読んでいる今も)。

この世に生を受けたとき潜在意識は、まっ白なキャンバス状態。

それが友達と遊んだりケンカをしたり、親や先生にほめられたり叱られたり、

好きな子ができて仲良くなったり振られたりしながら、私達の知らない所で勝手に形作られていく。

 

当然ひとりひとり歩んできた人生が違うので、形成される潜在意識もひとりひとり違います。

そして冒頭でいったように潜在意識は猛烈に強烈に作用する。

言いかえると、自動記録装置でありながら自動操縦装置も兼ねている。

 

たとえば人前で「上手くしゃべれた(伝わった)」と思ったことが多い人はスピーチやプレゼンには前向きになりますし、

逆に「失敗した」と思ったことが多い人はそういう場を無意識に避けるようになります。

 

特定の”思い”を繰り返したことで「自分は人前でしゃべるのが上手(下手)」というプログラムが潜在意識=自動操縦装置に(勝手に)組み込まれました。

 

はじめは意識して行っていたことが、繰り返していく内に無意識に出来るようになることも原理は同じです。

 

車の運転でたとえると、初めて教習所でハンドルを握った時は

ドキドキしながらノロノロ走ってヘトヘトになっていたものが

彼女を助手席に乗せ、

スピード超過でラジオを聴きながら他の女の子にも目を走らせることまでいつの間にか出来るようになる。

 

車の運転が無意識に出来る領域=潜在意識に組み込まれました。

 

自覚なし、だから深刻

 

いつの間にかとか勝手にを強調しているのは非常に大事なポイントで

いわゆる「洗脳」をされている人にそれを指摘しても、

本人に全く自覚がないのはこのように知らぬ間に潜在意識に入り込まれてしまっているためです。

 

冒頭でいいましたが自動運転は死ぬまで続きます。

この優秀な記録装置は、気まぐれでコンビニの募金箱に小銭を入れたこと、

上司の陰口を一言だけ言ったこと、電車で老人に席を譲ったこと、店員にとった態度

などの意識のうえでは速攻で忘れるようなこともすべて覚えています。

 

その積み重ねは、同時に自動操縦装置にプログラミングされている。

 

そういう意味で教育も報道も洗脳と言う人もいますが、

自覚がないという意味ではあながち間違ってはいません。

 

ともかく、現在の「自分」は生まれてから今まで潜在意識に記録したものに基づいて自動操縦されています。

 

自動操縦と意思決定

 

人は様々な場面で様々な選択をします。

 

今日のランチはあそこのラーメン屋にしよう

金曜はあいつと飲みに行こう

次の彼女の誕生日にプロポーズを申し込もう

 

意思決定をする際、それがどんなにしょーもないことでも一生に一度の決断でも

同じプロセスをたどることがわかっています。

 

それは即席脳内デモクラシー。

平たくいえば多数決です。

 

頭の中に大量の小人がいるとイメージしてください。

僕らが何かを決める度にそいつらが話し合って潜在意識内で多数決をとる

→それに勝った選択肢が意識のうえに上がってくる

→決断する

という流れです。

 

 

先ほどいいました通り、潜在意識は自動記録・自動操縦の

動物脳です。

 

たとえばダイエット中の女性が、空腹時にテレビCMでチーズとろ~りの期間限定ハンバーガーを目にしたとして。

 

ダイエット中は脂質を抑えた食事をとりますので、動物脳は足りない栄養素として

そのハンバーガーを捉えます。

動物脳の小人が話し合いを始める。

「いいもん見っけた」「アブラ足りてないからこれにしよ」

 

ハンバーガー党が結成されました。

ハンバーガーが意識の上にあがってきて、理性が働き始めます。

「美味しそう…でもダメ!今はダイエット中なんだから玄米を食べなきゃ…」

玄米党が抵抗します。

 

この後に「今まで我慢してきたんだから…今日だけっ^q^」となるか

「ダメ。私は玄米を食べるの」となるかは人と情況によりますが、

同じような葛藤は誰もが経験しています。

 

この葛藤が生まれる要因は、この小人の多数決が行われる場所が潜在意識=動物脳であることです。

 

1100万匹の動物的アホ

 

おさらいですが、潜在意識は氷山の水面下で毎秒の情報処理量は(顕在)意識の20ビットに対し1100万ビット。

 

関連記事:潜在意識と顕在意識 人間脳と動物脳

 

強引にわかりやすくいうと小人の中に1100万の動物的なアホがいるわけです。

賢者はたったの20人。

 

20人が必死に抵抗しても、頭の中にアホがいっぱいいては分が悪いのは当たり前で、誘惑に負けてドカ食いするのも打ち勝って節制するのも程度の差でしかない。

 

程度の差はありますが人類ひとり残らずアホってことです。

 

わかりやすく欲望に左右されるかどうかを例にしましたが

 

「自分は意志が強いからそういうのに引っかからないよ」と思う人が、長期的に考えて判断したつもりの選択もすべて同じプロセスをたどっています。

 

「今はまだタイミングじゃない」と理性で判断したつもりでも、実際は潜在意識(感情面)でビビってるだけだったりします。

 

自分が本当に何を欲しているかを知るには、理性で考えるだけでなく感情面もしっかり見つめてみる。

 

そして1100万匹のアホ=自動記録操縦装置を変革する、地味だが効果的な方法が次の章。

 

 

自動であることを利用したセルフイメージの上げ方

 

いわゆる成功者や、成功していなくとも人生楽しんでる人というのは皆この動物的な部分(潜在意識)を非常に上手く活用しています。

 

この自動記録装置は24時間365日稼働しているので、メンタルに負荷のかかる部分で自分がどう振舞ったかも覚えている。

 

逆に言うとそれを利用してセルフイメージを上げることも出来ます。

 

セルフイメージとは、潜在意識における自分自身のイメージ。

平たくいうと、「自分ってこういうヤツ」。

 

それを上げる方法とは、(今の)自分自身にとって少しメンタルに負荷がかかることを、一日一善的なノリで毎日必ず取り入れる。

 

この少しというのが重要で、たとえば人見知りの男性であれば、

 

近所の人に自分から挨拶

『こんな初歩的なこと質問したら失礼か…』と思ったらあえて訊く

いつも話さないかわいいコンビニ店員と1ラリーだけ会話してみる。

 

というところから始める。

負荷がかかることをあえて行うことで「やったった感」による自信がつき、ひとつひとつは小さいですが積み重なると相当変わります。

 

「負荷がかかることを出来るだけやる」ではなく1日最低1回と決めておけば続くし、日和った時もセルフイメージが崩れません。

 

そんな日々を繰り返していると、(今の)自分にとって負荷がかかることの基準が上がってきます。

 

たとえば先の例ですと、近所の人への挨拶から絶対的負荷を上げていくと

 

道行く女の子に声をかける

 

女の子に声をかけるのは、最終的に「仲良く」なった時は最高ですし、連絡先交換に至らなかったとしても声をかけたことによる奇妙な達成感があります。

 

もともと出来る人にとっては何てことないでしょうが、初期状態から自分の望む方向へはっきりと変化した

→すなわち自分次第で変われる

 

結果がどうであってもこの認識を体感として得られることが、この手法の最大のメリットかと思います。

 

この体感があるかないかで、テクニカルな部分を習得する際の効率にもかなり影響する。

 

他にも、

 

柔軟性を上げるために、いつもはきっちり時間や量を計るところあえて計らない。

チャレンジ精神身に付けるためにカレー屋でいつもの辛さ+3段階いってみる。

 

など一見しょうもないことでも、積み重なるとはっきりと自覚出来る程変化します。

 

関連記事:あなたがもつ主人公感(エフィカシー)と周りの人

 

こちらの記事↑で触れたエフィカシー(自己能力に対する自己評価)はセルフイメージと直接つながっており、関係としては

 

エフィカシーが上がる→セルフイメージが上がる→エフィカシーが上がる→セルフイメージが上がる→……

 

こういった関係。

 

かの記事で触れたように、エフィカシーやセルフイメージは自分の属する集団や周りの人に影響を受けます。

 

よって多くの人が低いセルフイメージをもつ日本では、一般的には放っておくと自分のそれも周りに引きずられダダ下がる。

 

そのうえ基本人間は楽に流れたがるため、意識して負荷をかけないと日和る・逃げる・先伸ばす頻度が高くなります。

 

『自分はそういう人間』と潜在意識にプログラムされ、頭(意識)では動いたほうが良いとわかっているのに身体(潜在意識)が拒否反応を起こす。

 

自己啓発本を何冊読んでも現実を変えられない人の根本原因は、身体感覚が伴っていないこと。

 

本を感性(潜在意識)とリンクさせることについて書いた記事でした。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

現在はポーカーからゲーム理論に入り、いわゆる理数系ジャンルも少しずつ勉強中。

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