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メンタル・脳

文字通りケタ外れな潜在意識の情報処理能力

投稿日:2018年1月31日 更新日:

 

潜在意識と聞いて何を思い浮かべますか?

自己啓発、脳科学、セルフイメージ、瞑想、スピリチュアル、胡散臭い…

 

この記事では、カルトでも何でもなく最新の科学でわかっていることをお話します。

 

水面上と水面下

 

人間には潜在意識顕在意識があります。

無意識意識とも言いかえられます。

 

よく使われるたとえは氷山で

この上に出てるちっちゃいのがぼくらの顕在意識(意識)

水面下のどでかいのが潜在意識(無意識)とされます。

 

 

無意識が動かなければ漏れなく死ぬ

 

椅子に座って(意識の上で)考え事をしている時も、人体は無意識領域で呼吸・心拍・消化吸収・代謝・まばたき・頭部を支えるなど、凄まじい量の仕事を同時にこなしている。

 

この呼吸・心拍うんぬんのことをホメオスタシス=恒常性維持機能といいます。わかりやすくいうと、自分の体を一定の状態に保とうとする機能。

 

たとえば体温であれば、36℃前後にとどめるために暑くなったら汗をかく・寒くなったらガタガタ震えるということを、意識せずとも勝手にやってくれる。

 

いちいち意識してやってたら漏れなく死ぬからです。

 

 

猛烈に強烈に働く動物脳

 

ホメオスタシスは、脳幹と大脳辺縁系(この記事では後者を動物脳といいます)が司っています。

 

脳は進化の過程で、脳幹(生命維持)→大脳辺縁系(=動物脳。本能行動・感情・情動・無意識)→大脳新皮質(=人間脳。論理・知性・意識)の順に増設されていきました。

 

脳の起源をたどると5億年前までさかのぼれるそうなので、

この図を見ると人間脳がいかに新参者であるかがわかります。

 

人間脳を持っている期間より、動物脳だけだった期間のほうが圧倒的に長いために

 

動物脳の作用(食欲・性欲・感情・情動)は、人間脳とは比べ物にならないほど猛烈に強烈に働きます。

 

チラっと触れましたがこの動物脳が無意識です。

 

 

ケタ違いの情報処理量

 

具体的にどのくらい違うかを数字でいうと1秒間に処理できる情報量が、意識の20ビットに対し無意識は

 

1100ビットです。

 

1100ではなく1100万。

※意識のほうの数字は研究により多少バラつきがありますが100ビットを上回ることはない

 

勉強しなきゃいけないのにゲームしちゃう

 

痩せたいのに食べ過ぎちゃう

 

浮気しちゃいけないとわかってるのにムラムラしちゃう

 

誰もが経験済みであろうこの3つは、すべて無意識のなせるわざです。

 

 

心にも作用するホメオスタシス

 

もうひとつ無意識(潜在意識)の恐ろしいところ。

 

それはホメオスタシス=一定の状態に保とうとする機能が、体だけでなく心にも作用することです。

 

筋トレ始めたけど三日坊主(筋トレしない生活を維持しようとする)

 

部屋片づけてもすぐ散らかる(散らかってる状態を維持しようとする)

 

貯金できない(お金のない状態を維持しようとする)

 

今日から俺は変わんねん!と思ってもまず変われないのはこれが原因です。

 

20対1100万で戦っても勝ち目はありません。

 

「セルフイメージを書き換える○○の方法」みたいな本は、この1100万の動物的な部分を書き換えることが前提とわかっていないと読んだだけで終わってしまう。

 

次回は潜在意識がどう形作られていくかと、それを利用したセルフイメージの上げ方についてのお話です。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

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今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

2019年5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

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現在は名古屋にいます。

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