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戦略 欧米

オリンピックだけではない欧米によるルール改正

投稿日:2018年1月17日 更新日:

 

この記事では、現行ルールを守ることにこだわる日本人と

ルールを変えることにまったく抵抗のない欧米について書いています。

 

コントロール上手の欧米諸国

 

社会・国家単位で比べると、欧米諸国は日本より上位のコントロールが得意です。

 

古代ギリシャ・ローマの奴隷制から大航海時代に始まるプランテーション経営など

 

大規模に人を管理し使い、生産させる。

そしてそのあがりは自分達でさらっていく。

 

現代に置きかえると、発展途上国で安く服を作らせて

ブランドロゴマークをつけて先進国で高く売る。

人道的にどうかはともかくとして、彼らの非常に得意としているところです。

 

 

「勝てなければルールを変えてしまおう」

 

上位でコントロールする者は、自分にとって都合の良いルールを作ることにも積極的。

 

たとえば冬季オリンピック種目のノルディックスキー複合競技。

ヨーロッパではこの種目の王者はKing of Skiとまで言われています。

1990年代、この王様の種目で日本人選手が個人・団体戦ともに

ワールドカップ及びオリンピックで連覇を果たしました。

ヨーロッパ人としては面白くありません。

 

ノルディックスキー複合競技とは、スキージャンプとクロスカントリースキーの総合得点を競うもので

日本チームの戦術は前半ジャンプで大きくリードをし、

そのまま後半クロスカントリーで逃げ切るといったものでした。

 

そこで彼らは複数回に渡ってルールを変更していきます。

 

ジャンプのポイント比重を下げ距離(クロスカントリー)のポイント比重を上げるよう

改正していったのです。

 

同じくオリンピック種目のJUDO(柔道)でも似たような経緯でルール変更がよく行われています。

 

 

現行の枠組みは変えられるという前提

 

ここで言いたいのは、これは日本人イジメだとかそういうことではなくて

彼らは今ある枠組み・ルールは変えられるという前提で動いているということです。

 

日本がこういったルール作りに抵抗することはあっても、

作る側として積極的に関わっていくことはほとんどありません。

 

スポーツ以外の世界でも同様で、たとえばギャンブルの世界。

 

世界中のカジノを渡り歩きながらポーカーで飯を食っている「のぶき」さんというプロのギャンブラーがいます。

 

勝ちすぎてカジノ側に店のルール自体を変えられた経験があるそうです。

詳しくはこの動画の21:40~

 

また産業の世界では、ヨーロッパ諸国が2040年までにガソリン車の販売を禁止しようとしています。参考記事↓

 

https://www.businessinsider.jp/post-106314

 

ガソリン車が強いのは日本車やドイツ車。

 

環境意識が強いからという理由もありますが、ガソリン車の強いドイツはこの中に含まれていません。

 

中国は完全に戦略的意図です。

 

このように彼らにとって自分に都合の良いようにルールを変えることは

ごく当たり前の事なのです。

 

ここまでくると文化といっても良いでしょう。

 

 

プレイヤーとしては優秀な日本

 

対する日本は、オリンピックのところでも書きましたが

ルール作りに積極的に関わっていこうとはせず

作られた枠組みの中でストイックに真面目に取り組みます。

 

おおむね非常に優秀なプレイヤーとして。

 

しかしだからこそなのか、その枠組み・環境・ルールを変えようとはしません。

 

1949年西ドイツで制定されたドイツ基本法(憲法にあたる)を

50回以上改正しているドイツと

日本国憲法を一度も改正していない日本は

同じ敗戦国でありながら対照的です。

 

ちなみにドイツのヨーロッパにおける経済力と発言力から

EUはドイツのコントロール下にある第四帝国と言う人もいます。

 

ヒットラーがナチス時代自国のことを第三帝国と称していたことにちなむ皮肉です。

 

 

ダブルループとシングルループ

 

環境を受け入れる日本人と環境を変えようとする欧米人。

この傾向は個人になっても同じであるよう。

 

参考記事:

【インタビュー】厚切りジェイソンが語る、多くの日本人に欠けている3つの人生観とは?

 

一般に日本人はシングルループ学習は一生懸命やるが、ダブルループ学習はしないと言われています。

 

 

もともと現状維持バイアスが強いうえに

シングルループ学習で下手に生き長らえてしまっているため

前提に手をつけず茹でガエル状態で衰退していく(鴻海に買収されたSHARPのように)

 

無意識に受け入れているが実際は変えられる前提(住環境や仕事、人間関係、思考回路や習慣など)は思った以上に多い。

 

シングルループを繰り返して上手くいかない時は、前提を見直すことが絶対に必要です。

 

ホメオスタシス(一定の状態に保とうとする機能)が心に働くのではじめは無茶苦茶抵抗ありますが、頭と心にムチ打って考え続けると思ったよりアイデアが出てきます。

 

現状維持バイアスが強いのであれば

意識的にめちゃくちゃ些細な事、たとえば

「この駅ではいつも同じレストランで食事していたけど、今日は初めてのお店に行ってみる」

などから始めて少しずつ負荷を上げていく。

 

人見知りの男性であれば、近所の人に自分から挨拶することからはじめ

徐々に負荷を上げ道行く美人に声をかけられるようにする(もちろんマナーは守る前提で)。

 

↑その女性と「仲良く」なった時は最高ですし

結果失敗したとしても勇気をふり搾ったことによる奇妙な達成感を覚えます。

 

積もり積もれば、前提(環境)は変えられる実感を頭ではなく体感的に得られる。

頭でわかっていても体感を得ていなければ意味がありません。

 

自己啓発っぽくなってしまいましたが今回は以上です。

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

 コンセプト

 

今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

2019年5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

旅日記↓

https://note.mu/tyamadasan

現在は名古屋にいます。

連絡先:tyamadasan410@gmail.com