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グローバル人材に必要なもの 愛されるが尊敬されない日本人

投稿日:2019年11月3日 更新日:

グローバル人材の必要性が叫ばれて久しい昨今ですが、そもそもグローバル人材とは具体的にどういったものか。

 

その定義と、さる人材の育成にベクトルが向いている教育界の黒船国際バカロレアの教育理念をはじめとし

 

おそらく大半の人が当てはまる、海外の人間から見て「愛されるが尊敬されない日本人」についてこの記事では述べています。

 

国際バカロレアとは?その教育理念

 

 

国際バカロレアとは、1968年スイスで設立された非営利団体 国際バカロレア機関が運営する3~19歳を対象とした教育プログラム。

 

世界中に認定校(小・中・高)があり、日本にも100校以上存在します。

 

ここでのカリキュラムを経て試験に合格すると認定証書(ディプロマ)が与えられ、これが世界共通の大学入試や入学資格として認められる。

 

もともとは外交官や国際機関職員、駐在員などの子女がインターナショナルスクールを卒業後さまざまな国の大学に円滑に入学できるよう、世界共通の大学入学資格および成績証明書を与えることを目指したもの。

 

運営機関が掲げる教育理念は全人教育。

 

学力だけではなく

 

  • 思考力・表現力
  • 異文化に対する理解と尊重
  • 探究心と思いやり

 

を持った、成り立ちからすれば当然ですが世界に通用する若者の育成を目標としています。

 

 

グローバル人材の定義

 

 

文部科学省いわく、概念的に整理すると

 

要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力
要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

 

の3要素をもった人材としており、当たり前ですが英語をしゃべれるだけの人間ではありません。

 

参考:グローバル人材の育成について

 

英語が流ちょうなだけの人間は英米人の下位互換。

 

英語が拙くとも耳を傾ける価値のある「何か」を持っていればいいですが、既存の答えをぶち込むだけの日本式教育でそれは難しい。

 

 

海外エリートにされる深い質問

 

本人が意識していようがしていまいが自分が日本人である場合、外国人は日本について色々と尋ねてきます。

 

とくにエリートや頭の良い人間ほど深い質問をする。

 

私が実際されたものでいうと

 

『あれだけ激しく交戦し、原爆まで落とされたのになぜ日本はすぐ米国とパートナーシップを組んだのか。日本人は米国をどう思っているのか。』

 

『日本人は新しい物が好きなのか。昔からそうなのか。今の若者はそうでもないのか。』

 

『日本人は宗教的に何を信仰しているのか。』

 

『アジア人は年長者に反論しないのなら、日本は今後大変なのではないか。あなたはどう考えているのか。』

 

『私の国についてどういうイメージを持っているか。』

 

すべて自分の考えを述べました。彼らは知的好奇心が旺盛なのでロジカルにガンガン掘り下げてきます。

 

私はもともと考えることや歴史・文化が好きなのですべて応えられましたが、一般日本人の内どれだけの人がしっかり応えられるか。

 

 

「愛されるが尊敬されない日本人」

 

 

これまで日本の試験で問われていたように、答を知ってるなどというしょうもない話ではなく、どれだけ自分の頭で考えられるか。

 

自分なりの考えを持っているか。彼らはそれをすごく見てきます。

 

上記のような質問をされた後アルゼンチン出身の青年から、彼の国のイメージを訊かれた時は失礼を承知で「中南米は治安が悪い印象」と答えました。

 

彼は『正直にありがとう』と言った後それに対する弁明を始める。

 

中南米には行ったことがないのでそれ以上話は進めませんでしたが

 

嫌われないようにと気を遣って「ラテンの明るいイメージ」などと薄っぺらいことを言おうものなら、まともな話し相手とはみなされなかったと思われます。

 

ちなみに彼の専攻は生物学および農業工学であって人文科学系ではありません。

 

リベラルアーツ研究家の麻生川静男氏いわく、

 

日本人はprincipleがなく、ただ好かれようとするだけですからグローバル社会では尊敬されないのです。議論すると化けの皮が剥がれてしまうのです。

 

参考記事:日本人のグローバルリーダーを育てるために

 

Principleは原理・原則・主義の意。

 

同じく↑の記事からの抜粋

 

「(一般的にアフリカでは)日本人は愛されるが尊敬されない。英国人は嫌われるが尊敬される」

 

サブカル含め日本文化は人気がありますが、それと同時にヨーロッパなどの観光地では怪しい外国人が片言の日本語で日本人らしき観光客に声をかけているのをよく見かける。

 

「愛されるが尊敬されない」は、日本人がもつ特徴をよく捉えているように思えます。

 

国際政治の動きを見ると、その主語は「日本人」だけではなく「日本」もですが。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

 コンセプト

 

今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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運営者:やまてつ

平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

2019年5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

旅日記↓

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現在は名古屋にいます。

連絡先:tyamadasan410@gmail.com