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歴史

そもそも歴史とは何か 歴史を学ぶ理性的メリット

投稿日:2018年1月15日 更新日:

 

「歴史」という言葉を聞いた時、思い浮かべるもの

 

エジプトのピラミッド・三国志・江戸時代

歴史マンガ・ゲーム・時代劇

中学高校の退屈な授業・苦痛な暗記

ニュースでとり上げられる歴史問題

 

様々なものがあると思いますが、そもそも歴史とは何か?についてこの記事では掘り下げてみます

 

歴史という言葉の成り立ち

 

日本語の「歴史」という言葉は、historyの訳語として

明治時代に発明されました。

 

historyの語源はギリシャ語の「ヒストリア」で調べてわかったことという意味。

しかし歴史はただ単に過去に起きた事柄の記録ではありません。

歴史とは現在~過去の世界の説明です。

 

何かを説明する時、ストーリーのない説明は人間の頭には入らない。

学生時代歴史の授業が嫌いだった方はよくわかっていただけると思います。

僕も学生時代は歴史が嫌いだったので教科書が意味不明な年表にしか見えませんでした。

※今読んでもその感想は同じですが…

 

 

ところが現実の世界にはストーリーなどというものは存在せず

人間の頭の中にしかない。

頭の中のストーリーを人に伝える場合、言葉(文字)にしないと伝わらない。

 

日記をつける時を思い浮かべてください。

1日のうちに起こった事をもれなくすべて書くわけにはいきませんから

『これは書く』『これは書かない』

という振り分けが必ず働きます。

 

経験が文字になる時に選択が働いているということは

その時点であなたの主観で加工されているわけです。

 

自分の経験ですらそうなのだから他人(しかも既に存在しない人)の経験を大量に借りて、

そしてさらに編集する際にどれだけの加工が働くかを考えれば

各国の歴史観があれほど異なる理由もおわかりになるかと思います。

 

 

「歴史観」

 

様々な立場の歴史観(常識)があると理解し、特定の立場からの歴史(説明)だけに耳を傾けないこと。

これはチャイナコリアだけではなく、米国やロシアもそれぞれ独自の歴史観を持っています。

 

たとえば。

 

歴史を学ぶとしたら当然真実を知りたい。

しかしその「真実」の意味するところは、文化によって全く違うものになっています。

 

 

多くの日本人にとって真実=実証的事実というニュアンスに近いかと思います。

 

これが中韓の政府では、結果から遡ってつじつまの合うものを真実といいます。

 

中国共産党は、『日本人は満洲事変から日中戦争(支那事変)にかけてわが領土を侵略した。だから日清戦争の時から日本人には大陸進出の野望・謀略があったに違いない』とします。

 

長くなるので割愛しますが、満洲はもともとChina(シナ)ではありません。

チベットやウイグル、そしてモンゴルがそうであるように。

中華民国が『満洲も中国だ』と強く主張し始めたのはロシア革命以後のことです。

 

満洲の利権を日本と分割していたロシア帝国。

それを打倒したソビエトは、満洲を中国との取引材料に用いるべく中国人に民族主義をたきつけ、その結果彼らは五四運動(1919年)などを起こした。

 

満洲文字は縦書きのアルファベットであり、ウイグルはトルコイスラーム、チベットはインド文化圏。

 

にもかかわらず、

 

(現在実効支配しているから)これらの地域も古来より「中国」である

 

と強弁する。

 

これが彼らにとっての真実です。

 

 

ポーカーというゲーム

 

 

ノーリミットテキサスホールデムポーカー。

 

数学を用いて運という不確実性と戦いつつ、相手の頭と心の中に入り込む非常に複雑なゲームですが、思考のレベルとして定義されるのが

 

レベル1

自分のハンドしか見ない

 

レベル2

相手のハンドを読み、自分のハンドと比較する

 

レベル3

相手が自分のハンドをどう捉えているかを読む

 

レベル4

自分が相手のハンドをどう捉えていると相手は思っているかを読む

 

当然上級者になる程このレベルは上がっていくのですが、「ハンド」の部分を「視点」や「頭の中」に換えると、

歴史に関してはほとんどの人はレベル1、良くてレベル2ではないかなと思います。

 

歴史に限らず宗教などを学ぶ時も同じで、異教徒(つまり多くの場合我々)がその宗教をどう捉えているかではなく、信者・信徒がどう捉えているかを学ぶことが重要。

 

 

正しい歴史認識?

 

価値観論争で「正しさ」と言う場合結局自分の立場を基準にしています。

 

「正しい」「正しくない」ではなく、論理がより矛盾なく通っているかどうかでより良い歴史(説明)かどうかを判断する。

 

そもそも不完全な存在である人間が、完全に公平な立場などとれる訳がない。

 

しかしそれでも、第三者が聞いて『まあそう説明するしかないだろうな』と思えるほうがそうでない歴史(説明)より優っていると考えます。

 

様々な世界観(歴史観)を知り、考える力・比較する余裕を身に付けつつ自分の立場・意見も明確にしていく。

 

 

まとめ

 

ここまで述べた、歴史を学ぶ理性的なメリットはこの3つ。

 

  • 歴史観や時代の相対化によるメタ認知力の強化
  • 論理力が上がる
  • 抽象度が上がる

 

抽象度についてはこちら

関連記事:抽象度を上げる前に抽象度をつかむ

 

忙しい現代社会、がっつり歴史を勉強することが難しい人も多いと思われます。

しかし歴史観は東アジアに限らず立場ごとに違うことを押さえておくだけでもこの3つは向上するので、

 

自分の立場って何だろう?

 

これまで考えたことがない人は、考えてみるのもありかと思います。

 

この記事では理性的なメリットについて述べましたが、感性的・感情的メリットについてはこちら↓

 

関連記事:このブログで伝えたいこと

 

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

現在はポーカーからゲーム理論に入り、いわゆる理数系ジャンルも少しずつ勉強中。

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