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感性=縦軸(生物としての特性、歴史、遺伝、経験)×横軸(時代、文化、社会)。感性を大切にしつつそれだけに身をゆだねない。智仁勇(便宜上こう表現)そろえにいく

モンゴル 中華人民共和国

旅日記:中華人民共和国 「中国」の中のモンゴル モンゴル文字とチベット仏教寺院

投稿日:2019年9月9日 更新日:

この記事↓の続き。

 

参考記事:旅日記:中華人民共和国 「内蒙」へ モンゴルが南北(「内外」)に分かれた理由と日本

 

モンゴル文字事情

 

内モンゴル自治区の都 呼和浩特(フフホト)に到着。

 

 

ここから看板にモンゴル文字が表記されるようになります。

 

本場(?)モンゴル国では、冷戦期東側陣営だったことに加え

モンゴル帝国時代を「タタール(モンゴル遊牧民)の軛」といって、ロシアが黒歴史扱いしている影響でソ連崩壊手前までロシアが使用しているキリル文字が使用されていました。

 

 

↑キリル文字

 

その影響もあってか、日本でモンゴルからの留学生に訊いてみたところ

 

『(モンゴル文字は)一応読めるけど、すごく読みにくい』

 

といいます。

 

実際モンゴルの街の看板や標識、レストランのメニューなどは今でもほとんどキリル文字。

 

 

↑こんな感じ。ああまた行きたくなる…

 

 

北京までと違う

 

 

↑駅構内の壁に描かれた絵。好き。

 

外に出ると北京までと比べてだいぶ寒くなってる。5月だが日本で言ったら11月下旬くらいの気温。「モンゴル」の入口に入った感覚。

 

 

↑ほぼ実践出来てないスローガン。いや彼ら中共が定義する「自由 平等 公正」なのかあれが。

 

列車に乗って窓から景色を見ている時は、「こんな果てしない牧草地帯に街があるのか?」と正直思っていたが、着いてみると結構都会。

 

 

 

 

 

 

↑マクドもKFCも注意書きもモンゴル語を併記。内モンゴル自治区は北京語とモンゴル語が公用語だから。

 

明らかにこれまで訪れた街とは違った。

 

 

公園で中国を体感

 

こちらの記事↓で述べた「躍動するおばさんたち」。

 

参考記事:旅日記:中華人民共和国 長春~瀋陽 中国にあって日本にないもの

 

ここフフホトの公園でも目撃。

 

 

やはり自由に踊っている。こういう型にこだわり過ぎない点は、日本人は本当に見習うべきだと思う。(上の記事参照)

 

 

二胡の演奏。とても美しい。うっすら聞こえる耳にさわるアナウンスは公安のもの。

 

公園を散策してる間にもよおしてきたためトイレへ。

 

話には聞いていたがヒデェ。見た人を不快にしかさせないと思ったので写真は撮っていない。

 

ドアがあるだけまだマシなのだが、個室には汚物まみれのきったない溝があるだけ。気になる方は「中国 トイレ」でご検索ください。

 

日本にいながらにしてカルチャーショックを受けることが出来ます。

 

 

ダライラマ3世の遺骨を安置する「五塔寺」

 

モンゴル帝国以降、モンゴル人に最も信仰されている宗教はチベット仏教。

 

南(内)モンゴルでもそれは同じ。

 

 

 

↑こちらは慈灯寺の金剛座舎利宝塔、通称「五塔寺」。

 

18世紀前半、清朝第5代皇帝雍正帝の頃に建てられた仏塔で、内部にはダライラマ3世ことソェナムギャツォの遺骨が安置されている。

 

 

↑ダライラマ3世

 

「3世」とはいうものの、「ダライラマ」はモンゴル高原の有力者  アルタンハーン

1578年ソェナムギャツォに与えた称号なので、実質初代である。

 

3世とされた理由は、彼が転生活仏(過去の偉大な仏道修行者の化身としてこの世に姿を現したとされる僧)として既に前世が2代あったため。

 

ちなみに4世はアルタンハーンの曾孫。

 

 

はじめてのチベット仏教寺院

 

境内に入り、日本の仏教寺院との違いに胸が高まる。

 

 

 

↑東西南北を守る四天王だと思われる。

 

 

↑素朴な仏塔。モンゴル国、ロシア連邦ブリヤート共和国にも同じ形のものがあった。

 

 

 

 

 

↑日本にはない色使いのセンス。

 

 

↑ヤギがかわいい。車輪は「車輪が回るように仏道が広まる」などを意味する仏教の象徴。

 

 

 

↑モンゴル文字は縦書きで記すもの。ある程度上下のスペース必須。

 

 

↑仏教ツーリズムで訪れる西洋人がいるのか、英文もしっかり併記。日本人はあまり来ないと思われる。

 

 

↑チベットはラサの、歴代ダライラマの居城ポタラ宮。在位中の14世は政治的事情から国外に亡命したため、現在は博物館として使用されている。

 

 

↑ゲルク派(ダライラマの宗派)の開祖ツォンカパ(1357-1419)

 

 

↑モンゴル高原最大の有力者だった信心深いアルタンハーン。もちろんチンギスハーンの男系子孫。

 

 

↑ダライラマ4世(アルタンハーンの曾孫)。

 

 

↑この大黒天めっちゃ好き。

 

 

 

 

 

↑この躍動感。同じ仏像でも日本のそれとはコンセプトやマインドの違いが出ていて面白い。

 

 

↑仏具。日本と同じ物もある。例↓

 

 

↑後醍醐天皇が手にする金剛杵。

 

 

↑僕にとっては興奮する天井。

 

 

↑ツォンカパ  PART2 やっぱり躍動感が好き。

 

 

↑慈灯寺。元朝以来の影響だろうか、本場チベットと違い建築様式はChinaっぽい。

 

 

↑表情がはっきりしている。

 

 

↑めっっちゃ好き。

 

 

↑以下同文。

 

半分China半分モンゴルにいるような不思議な感覚。この後もう1寺まわったが、画像が多くなるので今回は一旦ここまで。

 

つづく

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

 このブログで伝えたいこと

 

今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

現在は名古屋にいます。

連絡先:tyamadasan410@gmail.com