感性と知性で主観のアップデート

感性=縦軸(生物としての特性、歴史、遺伝、経験)×横軸(時代、文化、社会)。感性を大切にしつつそれだけに身をゆだねない。智仁勇(便宜上こう表現)そろえにいく

中華人民共和国

旅日記:中華人民共和国 デートスポット化した203高地 安重根が処刑された旅順刑務所

投稿日:2019年8月27日 更新日:

水師営会見所を後にしてからの話。

 

前回の記事:旅日記:中華人民共和国 水師営会見所 in 旅順 武士道と殉死

 

クラクションの使い方 in China

 

例のタクシードライバーに会見所から203高地まで運んでもらう。

 

やっぱりというか何というか、空いている道だと普通に100km/h近くスピードを出す。

クラクションもガンガン鳴らす。

 

今回の旅では北京から北の街しか訪れていないので、南の方はわからないが

クラクションの音はどの街でもよく聞こえる。

 

幹線道路だとずっと鳴り響いている所もあるくらい。

 

日本だと前の車が青信号でも進まない時や緊急の時にしか使いませんが

こちらでは色んな意味のクラクションがあります。

 

「進め」

「どけ」

「(死角から出る時)ここにいるぞ」

「(峠などを走っている時、反対方向から来るかもしれない車に対して)

もうちょっとしたらコーナーに入るぞ」

「出てくるなよ」

 

など。

鳴らした方が早くてわかりやすい(そして安全?な)ので、彼らはすぐに鳴らします。

 

運転する機会があればご注意を。

 

 

ピクニックの名所と化していた203高地

 

203高地。

ざっくりいうと、港湾部が一望できる重要地点なので、日露戦争において争奪戦となった丘陵。

 

これは非常に激しい戦いで多くの戦死者が発生、第七師団15000人の兵力が5日間で約3000人にまで減少した。

 

 

着きました。なんだか想像と違う。

 

 

ドライバーの彼は、私がここをまわっている間にもうひと走りして来るという。

さすがに商売上手。

 

ということで「入園」する。

 

 

 

 

思ってたのと違う。

家族や恋人とピクニックにでも来たい場所。

 

実際そういう人もいました。

あと日本人の年配の方達も何組か。

 

 

日中友好をモチーフにした桜のモニュメント。

 

↓横から見た図

 

 

フラワーパークを抜けていざ戦場へ。

 

 

爾霊山タワーと抜け目ないプロパガンダ

 

 

ロシア語表記もあり。ロシア人も訪れるようです。

 

 

違うキノコ食ってそうなマリオ。

 

 

渦巻のニュアンスがよくわからない。

 

 

もちろんここでもプロパガンダ。

 

「…旧日本軍国主義の頭である乃木希典は…日本軍の亡霊を供養するために、

戦争が残した砲弾の皮と廃棄武器から日本式歩兵銃の銃弾のような形で

10.3メートル高さの[爾霊山]記念タワーを作り上げ、日本の国民を騙している。

 

我々は騙されてるらしいです。

 

 

こんな感じで現在は大体がフラワーパーク。

 

 

「今は、この爾霊三(山?)はすでに日本軍国主義による対外侵略の罪の証拠と恥の柱となった」

 

グイグイくる。

 

これがその爾霊山(にれいさん)記念タワー。

プロパガンダのためか知らんがなんだかんだで残してる。

 

 

 

デートスポット化した重砲兵観測所へ

 

頂上に上っていく途中でロシアのアイスが売っており、身体を冷やすために購入。

 

 

日本のものとの違いは、アイスの中にプラスチックの欠片が入っていたことぐらい。

 

↓ロシア式150ミリキャノン砲。

 

 

見晴らし良いので完全に若いカップルのデートスポットになってましたね。

 

↓日本式250ミリ榴弾砲。

 

 

 

↑重砲兵用観測所。

 

 

↑ロシア軍陣地指揮所。

 

日露双方大量に血の流れた激戦をなかなかイメージ出来ない、のどかな場所になっていました。

 

しかしそれでも、1990年代前半までは中国海軍の軍事施設に含まれており

外国人の立ち入りは許されていなかった。

 

現在の状態だけを見て能天気に物事を判断してはいけないと改めて思いました。

 

 

韓国の「国民的英雄」安重根

 

203高地の次は旅順刑務所へ運んでもらう。

 

旅順刑務所は、おもに満洲やコリアの反日的な人物を収監した刑務所。

 

 

ということでハングルも併記。

 

展示の中にはもちろんこの人も。

伊藤博文を襲撃し殺害した、韓国の「国民的英雄」安重根。

 

彼の処刑はこの施設で執行されました。

 

 

↓これらの作品はすべて彼が書いたもの。

 

 

 

 

漢詩と書について詳しい人に評価をお願いしたいです。

 

ちなみに写真3枚目の「為國献身軍人本文」は、日本人の監視担当者に頼まれて書いたもの。

 

 

↑ここに安重根は収監されていたようです。

 

 

韓国人観光客だらけの旅順刑務所

 

 

抗日武装組織、韓人愛国団。

ボスの金九は、大韓民国初代大統領 李承晩と対立し1949年に暗殺されている。

 

 

本当にわかりやすいコンセプトですね。

だから頭に入りやすいのでしょうが。

 

 

↑死刑執行室(絞首刑)

 

 

↑孫文。

 

 

↑日本人の真面目さがよく出てる遵守事項。

 

 

 

↑拷問部屋

 

 

↑仏壇

 

館内をまわっていると、いたる所に韓国人。

やはり安重根関連の所には多かった。

 

自分は日本人に見られていないようだったので、特に嫌な思いはしていない。

 

中国人も、高校生か大学生か忘れたが、制服着て集団で来てた。

これも「教育」の一環か。

 

観覧後施設から出ると、待たせていたドライバーに

 

『Slowly』

 

と言われる。急いだぞ。

 

 

北京語が出来れば彼とも色々話をしたかった。

どこまで本当のことを話してくれるかはわからんが。

 

つづく

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ブログの趣旨がよくわからないという方はこちら↓をお読みください。 

 このブログで伝えたいこと

 

今まで知らなかったことに興味を持って頂けたなら嬉しいです。 

 

それでは! 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

5月から8月にかけて中華人民共和国→モンゴル→ロシア→ポーランド→チェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→イタリア→ギリシャ→トルコをおもに陸づたいで放浪。

現在は名古屋にいます。

連絡先:tyamadasan410@gmail.com