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メンタル・脳

確率の父・マインドアスリート「ギャンブラー」

投稿日:2019年3月19日 更新日:

中学校の数学で習った確率。

 

その最初の授業でサイコロを例に説明していたことを覚えている人も多いと思います。

 

実際確率という分野は、サイコロ賭博の研究から始まったものでした。

 

 

 

確率の父「ギャンブラー」

 

ギャンブラーと聞くとどのようなイメージを持ちますか?

 

 

これでしょうか。

一般的にはあまり良い印象ではないかも知れません。

 

しかし、彼らがいなければ確率という分野は誕生しなかった。

 

 

ギャンブラーと数学者

 

16世紀イタリアの都市国家群。

ここでは3つのサイコロを振って出た目の合計を当てるギャンブルが大流行していました。

 

当時ギャンブラー達の間でバズっていたのが、9の目に賭けるor10の目に賭ける、どちらが有利かというトピック。

 

組み合わせの数自体は両者ともに6通りです。

 

しかし、『10のほうが有利だろう』と経験的に感づいていた彼らは、それを確かめるために当時最高の数学者ガリレオ・ガリレイを頼りました。

 

 

彼は依頼者の推測通り、9より10の目が出やすいことを突き止めた。

 

組み合わせの数は同じ6通りなのに、なぜそうなるのか。

それは3つのサイコロを区別して考えればわかります。

 

たとえば、合計9となる出目のパターンには(3、3、3)がある。(いわゆるゾロ目)

(3、3、3)は、すべてのサイコロが3でなければいけません。

 

それに対して他の組み合わせ、たとえば(6、2、1)などはどのサイコロがどの目を出しても問題ありません。

 

となると出る確率としてはゾロ目より(6、2、1)のほうが高くなります。

 

それでも具体的には、

 

  • 9の確率が25/216
  • 10の確率が27/216

 

と、その差は1%にも満たない。

 

これだけ小さな優位性に気付くために必要な経験の絶対数と、彼らの感度を考えると呆れるどころか敬意すら覚えます。

 

 

ギャンブラーにとって最大の利益となることは?

 

『サイコロ遊びについて』を著した、賭博師かつ医者かつ占星術師かつ数学者かつ哲学者であったジェロラモ・カルダーノ(1501~1576)はこれに対して、

 

全くギャンブルをしないこと

 

と言っています。

 

 

おこがましくも勝手に補足させてもらうと、期待値マイナスのギャンブルはしない。

 

↓期待値のめちゃくちゃわかりやすい動画

 

確率も期待値もまったく不明な勝負をギャンブルと言うのであれば、カルダノの言葉は妥当と思われます。

 

 

マインドスポーツ・ポーカー

 

上の動画で「勝てるゲーム」としてチラっと出てきたポーカー。

 

海外では囲碁やチェスなどと同様のマインドスポーツとして認められており、プロプレイヤーは社会的地位が高い。

 

任意のシチュエーションにおける、BETやレイズ(賭け金つり上げ)の頻度・その中に占めるブラフの割合、それらのハンド選定、BETサイズなどすべて数学を駆使して設定します。

 

The Mathematics of Poker

 

実際プロプレイヤーは有名理工系大学出身者が多い。

 

それに加え感情を表に出さないポーカーフェイス、長期的には期待値に収れんするものの短期的には激しく分散する成績に耐えるタフなメンタル。

 

要求される精神的要素が非常に高いゲームです。

 

古い記事ですがポーカーを嗜む海外事業家のそうそうたる面子と、身に付く能力↓

ギャンブルと投資とポーカーと成功者達

 

ちなみにポーカーによる収入は、事業所得として認められています。

 

勝ち組ギャンブラーにしろ負け組ギャンブラーにしろ脳内麻薬の虜であることに変わりはありませんが、カイジのようなアングラ破滅型人間だけがギャンブラーではないことも伝わったのではないでしょうか。

 

P.S 国内にカジノができたら出禁になるまで通いたい。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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平成元年生まれ男。

4tトラックに左足を潰されしばらく体を動かせなくなる。

時間が余りまくったため、心理学・脳科学・世界史・日本史・宗教・神話・哲学・国際政治・地政学等を学ぶ。

現在はポーカーからゲーム理論に入り、いわゆる理数系ジャンルも少しずつ勉強中。

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